終活連載コラム第22回『死を考えることで生きることを考える』①

これからの時代に必要とされる『供養のコーディネート』
「供養のカタチ」の代表 石原 千晶さんの終活コラム。

第22回目は、『死を考えることで生きることを考える』①

みなさんこんにちは!
供養のカタチの石原です。

さて今回は、「死を考えることで生きることを考える」がテーマです。

コラムの大テーマにもしていますが、今回はもう少し深く考えていきたいと思います。

皆さん、“死ぬこと”なんて普段考えませんよね。

自分が死ぬことも、家族や友人が死ぬことも、ほぼ考えたりしないと思います。

それはなぜでしょうか。

“死”がネガティブなこととして捉えているから

まだまだ先のことだから

今現在元気だから

ほとんどの方がこういったことで普段特に死を意識することはないと思います。

命には期限があるにも関わらず、私達は永遠にこの日々が続いていくかのように毎日を過ごしています。

でも、明確に、「あなたは何月何日に死にます。」と言われたら、どうでしょうか。

今日という一日を、これまでと同じように過ごしますか?

きっとほとんどの方が、大変だ!これもしたい!あれもしたい!

あの人にも会いたいし、あそこにも行きたい!

そんな思いがどんどん湧いてくるのではないでしょうか。

また、あなたの大切な人の命の期限を同じように明確に伝えられたらどうでしょうか?

少しでも一緒に過ごしたい!

あそこにも一緒に行きたいし、

大切に思っていることをたくさん伝えたい!

こんな風に思うかもしれません。

これらのことは、普段、皆さんが意識していないだけで、本当の皆さんの本心であり、やりたいことの本質的な部分です。

なのになぜしないのか。

この何気ない日々が緩やかに続いていくと思っているからです。

でも、明日、もしかしたら死ぬかもしれません。

命の期限を伝えられるかもしれません。

そうなった時、あなたは残された日々をどのように生きたいですか?

その時に心に浮かんできたことが、きっと後悔のない生き方になるのではないかと私は思います。

後悔を全てなくすことは不可能かもしれません。

でも、後悔を一つでも減らすことはできます。

故スティーブ・ジョブズ氏は毎日家を出る前に鏡0に向かってこう問うたそうです。

「もし今日が人生最後の日だとして、今日やろうとしていることは、本当に自分がやりたいことか?」と。

皆さんは、今日が人生最後の日だとして、本当に自分がやりたいことを出来ていますか?

“今日”という期限が極端であれば、自分に期限をつけて一度試しに考えてみてください。

自分の奥に押し込めていた本当にやりたいことや、大切な人に伝えたい言葉が溢れてくるかもしれません。

出てきたら、是非、行動に移しましょう!

周りに、急にどうしたの?雪が降るんじゃない?

なんて言われても、やりたいこと、伝えたいことを思い切ってやりましょう。

駆け引きもいりません。そんな時間は本来の私達にはありません。

それが、これからの人生の後悔を一つでも減らし、

笑顔で愛する人とこれまでの人生にお別れが出来るはずです。

【プロフィール】
石原千晶さんは女子サッカー「Lリーグ」(現なでしこリーグ)加盟の実業団に選手として所属、21歳の時には年代別の日本代表に選出されたキャリアの持ち主。
身内や教え子の事故をきっかけに「これからの時代、終活が大切」と終活業界に飛び込み、延べ200組以上の客から供養や墓の相談を受けてきた中で、安心の訪問特化型、一人一人に合った供養のコーディネートサービスのビジネスを思いつき「供養のカタチ」を起業し2018年には近畿経済産業局が主催する、女性起業家応援プロジェクト「LED関西」でファイナリストに選出されました!

「供養のカタチ」
大阪市北区梅田1丁目11-4-9-923 大阪駅前第4ビル9階、問い合わせは080(3838)1594

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