終活連載コラム【FP洋子の死ぬ前にやっておきたい10のこと🐰】
第4回:SNSに余命日記をつける(薬師寺洋子)
みなさん、こんにちは。
お盆も過ぎましたが、まだまだ酷暑が続いていますね。
コロナにも熱中症にも気を付けて、残暑を乗り切っていきましょう。
■もし自分が死ぬ時がわかっていたら、カウントダウンで日記をつけてみたいと思います。
私は子供のころに数か月だけ日記帳をつけていましたが、長く続いた記憶はありません。ちなみに、家計簿は新婚の時に2年間ぐらいつけていましたが、これも単にレシートの転記を意地になってしていただけで、振り返って反省したり改善したりしたこともはなかったのですっかりつけるのをやめてしまいました。
今はオリジナルの出納帳でちゃんと管理していますよ!笑
ですので、SNSで毎日こまめに投稿をされていたり、ブログを書いたりできる方は本当にすごいなと感心します。
文章を書くのは苦手ではないのですが、書くことにけっこうエネルギーを使うので、私にとっては毎日できる作業ではないのです。
しかし、余命がわかっていたらどうでしょうか?
期限付きなら頑張れる!という方も多いですよね。私もその一人です。
段々歳を重ねると、これまでの自分の人生を振り返ってまとめてみたいと思うようになりました。
余命関係なく80歳でまだ元気なら、某新聞に掲載されている『私の履歴書』のようなものを、自分でも書きたいなと思っています。
さて、SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスのことで、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのツールを使って、インターネット上でたくさんの人達と繋がって情報や思いを共有できるシステムです。
便利な世の中になりました。おかげで疎遠になっていた学生時代の同級生や、海外の人達ともスムーズに連絡が取りあえるようになっています。
もちろん、インターネット上でのトラブルも多く発生していますので注意すべき点はありますが、気軽に自分のことを誰かに開示し知ってもらうのにはとても良いツールになっています。
なぜSNSを使うのか?
私は自分の思いを死ぬ前にまとめて伝えたいと思っていますが、重々しくなく気軽に読んでもらいたいのです。
SNSの中の情報は、新しいものが次々と更新され、過去のものはどんどん流されていきます。今一瞬の出来事を世界中のみんなで共有する、そんなツールなのです。
もちろん投稿自体は残ります。なのでそれは、興味のある方だけがじっくり見ていただけたらいいと思っています。
死んでいくもの、生きていくもの、新しく生まれるもの、次々に時代が流れて変わっていく。そんな潮流の中の一部でいいのです。
その流れの中で、自分の生き様や感情がふと誰かの目に留まり、少しでも何かの役に立てば、私にはそれがささやかな自己満足と幸せになるのです。
■したためるということ
ところで、みなさんは『したためる』という言葉を知っていますか?
手紙をしたためる、など、書いて残すという意味です。
この言葉、漢字で書くと『認める』と書きます。
なぜ認という字が使われているかは諸説ありますが、その一つに、使い方の意味が似ているからと書かれていました。
認めることと書くことが似ている?
昔はペンで綴った手紙しか、遠く離れている人へ自分の思いを伝える手段がなかった。なので、自分の存在を認めてもらう=書くこと、になったのでしょうか。
それなら、手書きで手紙を書くということには、日記をつけて公開することとはまた別の意味があります。
自分のささやかな自己満足の思いや感情は、さらりとオンラインで共有してもらったらいい。広く世界のどこかで誰かの共感を呼んだり、誰かを救うことがあるかもしれません。
でも、大切なあの人には手紙を遺したい。
次回私が5番目にやりたいことは『お客様に感謝の手紙を書く』です。
仕事柄たくさんのお客様に出会い関わらせていただいていますので、最期にきちんと手書きで感謝の思いを認めたいのです。
それでは、本日も良い一日をお過ごしください。
2022年8月16日
ファイナンシャル・プランナー
薬師寺洋子
金融業界18年目のお金の専門家=ファイナンシャルプランナー
(証券会社12年、外資系保険会5年)
大阪府茨木市在住。行動範囲は関西圏全般。
地元が愛媛県なので、四国にもよく行きます。
マネーセミナーを中心に、お客様のマネープランニングと、
お金に関する問題解決のお手伝いをしております
資産運用のサポートもいたします。