終活連載コラム第8回『お墓をどう選ぶ?②〜死を考えることで生きることを考える〜』

これからの時代に必要とされる『供養のコーディネート』
「供養のカタチ」の代表 石原 千晶さんの終活コラム。

第8回目は『お墓をどう選ぶ?②〜死を考えることで生きることを考える〜』

みなさんこんにちは!
供養のカタチの石原です。

さて、前回に続いてお墓のお話しです。
8月もいよいよ最終週となり9月も目前ですね。
9月に入ると墓地の見学に出かけられる方が一気に増えます。
おそらく、8月のお盆でご家族でお墓の話になり、9月のお彼岸前後、少し涼しくなった中で色々と見て回られる方が増えるのだと思います。
さてそんな時に、皆さんは何を基準に墓地を選ばれますか?
家からの距離?
価格?
墓地の雰囲気?

だいたいこういったあたりでしょうか。
ここにもう一つ是非加えて頂きたいのが、
墓地の運営をどこがしているか?
です。

実は、墓地には色んな種類があり、
寺院が運営する、寺営墓地
地方自治体が運営する、公営墓地
民間企業が運営する、民営墓地
があります。
それぞれにメリットデメリットがあり、しっかりと理解した上で購入しないと、後々後悔することになりかねません。
よくCMで目にしたり、チラシが入っているのは、民営墓地です。
お寺の名前を借り、実態は民間の企業が霊園を運営、管理しています。
民営墓地のメリットは、霊園の綺麗さや、バリアフリーなどの施設の充実を図っているところです。場所も余っている所が多く、すぐに利用することが出来ます。しかし、デメリットに目を向けると、場所が郊外の山の上にあったり、企業の経営が傾き倒産の可能性があるなど、いい面ばかりではありません。
対して公営墓地は、地方自治体の運営ですので倒産などの心配はいらない一方、募集期間があって抽選に当たらないと使用が出来ないなどのデメリットな面もあります。
ただし、利用料金も比較的安く、地方自治体の安心感がとても人気です。
寺営墓地は、お寺の境内などにある墓地で、お寺が管理、運営されている墓地になります。
民営と比べると倒産の心配があまりなく、比較的駅から近い場所に墓地があります。また、供養事でなにかあった時もすぐに相談できるのはとても安心ですね。ただし、そのお寺の宗旨の方しか利用できない場合や、檀家に入る必要がある場合、また墓地代が比較的高い場合があります。全ての寺院という訳ではないので、中には宗教宗旨宗派問わないお寺様もあります。
このように、墓地といっても色んな種類があり、それぞれにメリットデメリットがあって、外観や価格だけで決めてしまうと予想外のトラブルになりかねません。
墓地選びの際には是非、墓地の種類にも目を向けて、後悔のないお墓選びをしてくださいね^_^

【プロフィール】
石原千晶さんは女子サッカー「Lリーグ」(現なでしこリーグ)加盟の実業団に選手として所属、21歳の時には年代別の日本代表に選出されたキャリアの持ち主。
身内や教え子の事故をきっかけに「これからの時代、終活が大切」と終活業界に飛び込み、延べ200組以上の客から供養や墓の相談を受けてきた中で、安心の訪問特化型、一人一人に合った供養のコーディネートサービスのビジネスを思いつき「供養のカタチ」を起業し2018年には近畿経済産業局が主催する、女性起業家応援プロジェクト「LED関西」でファイナリストに選出されました!

「供養のカタチ」
大阪市北区梅田1丁目11-4-9-923 大阪駅前第4ビル9階、問い合わせは080(3838)1594