終活連載コラム第17回『お墓をどう選ぶ?⑩「お墓が必要になったら」〜死を考えることで生きることを考える〜』

これからの時代に必要とされる『供養のコーディネート』
「供養のカタチ」の代表 石原 千晶さんの終活コラム。

第17回目は、お墓をどう選ぶ?⑩「お墓が必要になったら」〜死を考えることで生きることを考える〜

みなさんこんにちは!
供養のカタチの石原です。

さて、お墓の選び方、第十弾です!
今回は、お墓が必要になった時の手順のお話しです。

皆さんがお墓の購入を考えるタイミングは大きく二つあるかなと思います。
一つは、生前建墓(元気な内に建てておこう)
もう一つは、家族のどなたかがお亡くなりになられたタイミング

では実際にお墓の購入を考えた時、皆さんはまず何をされますか?

菩提寺で相談?
石材店に飛び込み?

当事者にあたる70代以降のシニア世代の方は、まだお寺様とのお付き合いがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
菩提寺に墓地があるようでしたら、ご住職にご相談されるのもよいかと思います。
ただ、墓地を持ってらっしゃらないお寺様も多いですので、一から探す必要があります。
その場合、70代以降のシニア世代の方は霊園の折込チラシや、地域情報誌を参考にされる場合が多いです。
さて、それでは当事者にあたる70代以降の親を持つ、50代前後の子供世代の皆さんはどうでしょうか。
ご両親に代わってお墓のことを決めなくてはいけなくなった!という方も多いかと思います。
この世代の方は、まだお仕事などでパソコンやスマホを使用される方が多く、ネット検索でお墓を探す場合が多いようです。

いずれの場合も、霊園や石材店の広告を探して、直接問い合わせや見学に行く場合が多いでしょう。
ただ、あれやこれやと比較しようと思うと、チラシが入るのを待ったり、パソコンで一件一件検索したりと、何件もの情報を集めるのは本当に大変です。
ところで皆さん、墓地って全国に一体いくつあるかご存知ですか?
実は、全国に6万ヶ所以上もあるんです!
これは、全国のコンビニの数、5万ヶ所よりも多いんですよ!!
びっくりですよね!
街を歩けば、コンビニコンビニコンビニ、、、
実はそのコンビニよりも、墓地の数の方が多いんです。
意外ですよね〜

そんな膨大な数の墓地や霊園の中から、自分に合うたった一件を探しだすことがどれだけ大変か、ちょっと感覚としてお分かり頂けたかなと思います。
そんな時に便利なのが、霊園の検索サイトです。
今では様々な企業が霊園の検索サイトを運営しています。
希望の地域や、霊園のタイプなどを選択していくと、希望に合った霊園を一気に絞り込んで表示してくれるポータルサイトです。
そのまま資料請求をしたり、見学の予約を取ることもできます。
もちろん、無料です^_^
中には資料請求や見学予約をすると、プレゼントが貰えるキャンペーンをしている場合もあるようですね。
ただ、注意ポイントがあります。
これは霊園の検索サイトに限らず、保険や不動産、結婚式場紹介でも同じことですが、無料の紹介というものには必ずカラクリがあります。
それは、提携している業者からマージンを貰って運営しているということです。
これは当たり前の話ですね。
ですから有益な情報をユーザーの皆さんに無料でお届けできる訳ですが、収入を提携業者からのマージンで成り立てている以上、少しでもマージンが多い業者をユーザーの皆さんに利用してもらって利益を出したい、、、という思惑が働いてしまうんです。
ですから、一見、自分の希望に合う場所を紹介してもらっているように見えますが、実は業者が売りたい利益率の高いものを中心に提示されており、公平中立に欠ける点がまさにデメリットとなります。

さて、ではどうやって選んでいけばいいのか!
次回はもう少し詳しくお話ししていきますので、どうぞお楽しみに!^_^

【プロフィール】
石原千晶さんは女子サッカー「Lリーグ」(現なでしこリーグ)加盟の実業団に選手として所属、21歳の時には年代別の日本代表に選出されたキャリアの持ち主。
身内や教え子の事故をきっかけに「これからの時代、終活が大切」と終活業界に飛び込み、延べ200組以上の客から供養や墓の相談を受けてきた中で、安心の訪問特化型、一人一人に合った供養のコーディネートサービスのビジネスを思いつき「供養のカタチ」を起業し2018年には近畿経済産業局が主催する、女性起業家応援プロジェクト「LED関西」でファイナリストに選出されました!

「供養のカタチ」
大阪市北区梅田1丁目11-4-9-923 大阪駅前第4ビル9階、問い合わせは080(3838)1594