終活連載コラム第2回『葬儀スタイルは自由な形で(費用編①)』(加木直美)

~葬儀スタイルは自由な形で(費用編①)~

皆様、ご機嫌いかがですか。
ライフコーディネーター 加木でございます。

さて、皆さんは、自分の葬儀プラン組んでいますか?
いやいや、縁起でもないし、考えたくもないし、身内がしてくれるもんでしょ。
わからんでもないです、ハイ。
自分の死ぬ事なんて想像できない。
いや、そもそも自分って死ねへんのんちゃう?永遠に生きる?なんて甘いこと考えてしまいますよね(笑)

少し私の話をしてみたいと思います。

私の母は、49歳の時にクモ膜下出血で倒れ、体は動きますが脳に障害が残りました。
それから15年、不自由な自分に悲しみに暮れながら、自殺行為のようにお酒と睡眠薬を重ねていき、だんだんと痴呆が進み、最後は寝たきりとなりました。
母は、長女の私に、自分の葬儀とお墓の世話をしつこいぐらいに話し、託してきました。
当時私は、母の思う通りにと一生懸命でした。
そのお陰でお葬式も事前にプランニングしていたので滞りなく無事に済ませることができ後悔はありませんし大変勉強にもなりました。今は感謝しております。

今は昔と違い、葬儀のスタイルは様々です。

よく耳にする家族葬。
定義としましては特にないそうなのですが、一般的に30名程度の式を指します。
家族が呼ぶ方をきめられて、会社関係やご近所の方にも声をかける一般葬のように、葬儀の当日を迎えるまで参列者の人数が分からないということはないようです。
ですので、是非ともこの人は呼んで欲しくない!というのも言っておく方がいいのかも知れません。
大人の事情ですね(笑)

そして費用ですが、よく葬儀会社のチラシに15万円で!、30万円で!と謳われております。
しかし実際のところ、日本消費者協会が行った調査によると、葬儀全体の費用は平均で188万9000円、内訳は葬儀本体平均が122万2000円、飲食等の接待費用が平均33万9000円、寺院の費用が平均44万6000円という結果でした。
意外にかかるのが接待費用。こちらは人数×1万円を見積もっておくと良いかと思います。
また、葬儀自体にもお金のかかることが細分化されており、ランクアップを促されるので葬儀会社の言われるままになっているとあれよあれよという間に費用は膨らみます。

という事情を踏まえて、私は強く、事前のプランニング、見積もりをお客様にお勧めしております。
私自身、母の葬儀では見積もりをしっかり取って決めていたので安心でしたが、それでも予想外な費用が発生しました(私の場合寺院の費用です)。

備えあれば憂いなし。どんなことも事前の準備って大事ですね!

さて、次回はお葬儀屋さんどこにすればいい?をテーマにしていきます。

このコラムでは各分野の情報を取り混ぜて発信致します。
どうぞ今後ともお付き合いくださいませ。

Be Present 代表 加木直美

高卒ながら、出たとこ勝負で20代から様々な職種を経験。
OAインストイラクター、経理総務事務、飲食店経営、保険外交員
外回り営業、介護職etc.
自身も5年の不妊治療、悪徳業者に引っかかり2度の家購入騒動、
母の介護、見送り、実弟の行方不明etc.書き切れない!
沢山の泣き笑いを経験し、人生100年、まだまだこれからと頑張っております。
1970年生まれ、大阪好っきやねんの生粋のなにわっこ。
中二の娘と猫3匹、そして旦那の家族構成
ファイナンシャルプランナー、ゆいごん白書®認定講師
健康管理士、調理師、フードコーディネーター。
役にたっているかは別の問題として何やら資格を取るのが好きです。→実は他にもある。