終活連載コラム第6回『そもそもお盆って一体なんなのか?〜絶好の機会!親子でゆっくり話してみましょう〜』

これからの時代に必要とされる『供養のコーディネート』
「供養のカタチ」の代表 石原 千晶さんの終活コラム。

第6回目は『そもそもお盆って一体なんなのか?〜絶好の機会!親子でゆっくり話してみましょう〜』

みなさんこんにちは!
供養のカタチの石原です。

さて、いよいよお盆に突入ですね!

田舎に帰省される方、旅行に出かける方、それぞれのお盆を過ごされることと思います。

お墓参りに行くよ!という方も多いでしょうね^_^

さて、お盆って一体なんなのか?

今では宗教信仰が薄れてきて、ただの大型連休というイメージが若い方中心に多くなっているような気がします。

お盆とは、日本で夏に行われる先祖の霊を祀る一連の行事のことで、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事であるとされています。

そして実はかつて太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われたようで、今でも関東の方などでは7月盆といって、7月にお盆の行事を行います。

お盆の内容や風習は地方それぞれに様々な様式があり、必ずしも定まったものではありませんが、お盆休みの帰省は、故郷を離れて暮らすことが一般化した昭和の後半から全国的に見られるようになりました。加えて終戦の日にもあたるため、親類縁者が集まり、大戦で亡くなった故人や先祖を供養する家庭が多くみられ、13日には故人をお迎えする迎火を行い、16日には故人をお送りする送り火を行います。

京都の五山の送り火が有名ですね。

そうそう、1日は地獄の釜の蓋が開く日と言われているのをご存知ですか?

1日を境に墓参などして、ご先祖様等をお迎えし始めますが、「地獄の釜の開く時期は、池や川、海などへ無暗に近づいたり、入ったりしてはならない」という言い伝えがあります。

お子さんにこういうお話しを出来ているご家庭がどれくらいあるでしょうか。

若い方を中心に、お盆が大型連休のレジャーのイメージが強くなった今、15日前後に海や川に遊びに行く方が多くなったように思います。しかし、毎年のように水の事故が起こっていますね。ただの迷信と思えばそれまでですが、海や川にはしっかりとご供養をしてもらえない、家に帰れない魂達が集まって来やすいという考え方もあります。

一年に一度のお盆の機会ですので、レジャーももちろんいいですが、故人を想い、ご先祖に感謝する日として、また、お墓参りやお仏壇に手を合わせる機会と共に、親と終活についてゆっくり話せる絶好の機会でもあります。

お子さんには、そのような習慣を伝え学ばせるいい機会にもなります。

皆様がご先祖様から見守られ、安全で楽しいお盆の連休となりますように、そして、少しでもいいので、終活のお話しをするきっかけになりますように。

思い残すことのない、素敵なお盆になることを願っております^_^

正しく使い、みなさんが後悔のない終活をすすめられますように^_^

【プロフィール】
石原千晶さんは女子サッカー「Lリーグ」(現なでしこリーグ)加盟の実業団に選手として所属、21歳の時には年代別の日本代表に選出されたキャリアの持ち主。
身内や教え子の事故をきっかけに「これからの時代、終活が大切」と終活業界に飛び込み、延べ200組以上の客から供養や墓の相談を受けてきた中で、安心の訪問特化型、一人一人に合った供養のコーディネートサービスのビジネスを思いつき「供養のカタチ」を起業し2018年には近畿経済産業局が主催する、女性起業家応援プロジェクト「LED関西」でファイナリストに選出されました!

「供養のカタチ」
大阪市北区梅田1丁目11-4-9-923 大阪駅前第4ビル9階、問い合わせは080(3838)1594