終活連載コラム第9回『エンディングノートって書いたことありますか?』(加木直美)

第9回『エンディングノートって書いたことありますか?』
皆様、ご機嫌いかがですか。
ライフコーディネーター 加木でございます。

12月入り、第3波もやってきだして、この冬はどうなるのかと先行きがみえませんね。

ついにはGOTOトラベルも中断することになりました。
免疫力しっかり上げて対処していきましょう!

さて、ずっと終活からお話が離れていましたが、今回は原点に返ります。

エンディングノート書いたことありますか?
先日、30代後半の独身女性から終活について相談を受けました。併せてエンディングノートってどう言う種類があるのとも問い合わせがありました。個人的に本屋などから購入することもできますが、お葬式屋さんなどから準備しませんかともらえたりもします。

しかし、なかなか一人では書ききれるものでもありません。

よくあるのが自分の棚卸しをしましょうとばかりに、生い立ちを含めた人生史を書かせます。
思い出ですね。
これは1日2日では到底無理でしょう。
そう思いませんか?

金銭的な銀行口座やら、保険、金融商品、お墓、お葬式のこと、最近ならネットのアカウントなどもこんなことまで?と思う事も決めていかなくてはいけません。
例えば、お葬式に来て欲しくない人とか。
SNSなら、追悼の際、アカウントを消すのか、残すのか。残すなら後を見てくれる人も決めておかなくてはいけません。

先ほどの女性は終活で何を考えたかったかというと、死生観を見つめてみたいとのことでした。

より良く生きるために、終わりを描いて今を生きると言うことでしょうか。

大体市販のエンディングノートは2000円前後で、専用ソフトも売られているようです。
ただ、ここで問題なのが書いているのはいいけれど、誰にも恥ずかしいからと話さずにいると、亡くなってから、財産処分してからエンディングノートが見つかり、本人の意向が全く役にたたなかったと言う話。あるあるですよね。

私は個人的に、皆でノートを書き埋めていく、ワークセミナーがあればいいなと思います。
月に一度、公文のようにノートに向き合う時間を作ると書き切れるんじゃないでしょうか。

宣伝になりますが、私が認定講師をしているゆいごん白書はおすすめです。

60もの終活に関わる、決めておきたい項目をチェック式で記入出来ます。
お葬式はもちろん、お葬式に呼んで欲しくない人のことや、入院したときのことや、ペット、お墓の種類、埋葬の仕方に至るまで、なかなか個人では思いつかないレベルまで簡単に自分の意向が残せます。

自分が亡くなったときのことなんて本当は考えたくはないもの。
でもそこで向き合って考えるからこそ、今の毎日の日々がいとおしい物になるのかも知れません。

最後に私が好きなステーブジョブスの最後の言葉の一部をお伝えします。
毎日を大事に生きていこう、読むとそんな気になります。
……………………………………………………………………………………………………………………………
あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を作ってもらうことも出来る。
だけれど、
あなたの代わりに病気になってくれる人は見つけることは出来ない。
物質的な物はなくなっても、また見つけられる。
しかし、一つだけ、なくなってしまったら、再度見つけられない物がある。
人生だよ。命だよ。手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない本が1冊あったことに気付くんだ。

「健康な生活を送る本」

あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートーナーのために
あなたの友人のために。
そして自分を丁寧に扱ってあげてください。
他の人を大切にしてください。
……………………………………………………………………………………………………………………………

先日琵琶湖に行きました。
部屋から見た夕焼けと溶け合う琵琶湖。

鮮やかな色に心奪われました。

 

Be Present 代表 加木直美


高卒ながら、出たとこ勝負で20代から様々な職種を経験。
OAインストイラクター、経理総務事務、飲食店経営、保険外交員
外回り営業、介護職etc.
自身も5年の不妊治療、悪徳業者に引っかかり2度の家購入騒動、
母の介護、見送り、実弟の行方不明etc.書き切れない!
沢山の泣き笑いを経験し、人生100年、まだまだこれからと頑張っております。
1970年生まれ、大阪好っきやねんの生粋のなにわっこ。
中三の娘と猫3匹、そして旦那の家族構成
ファイナンシャルプランナー、ゆいごん白書®認定講師
健康管理士、調理師、フードコーディネーター。
役にたっているかは別の問題として何やら資格を取るのが好きです。→実は他にもある。

関連記事一覧